ベトナム人採用で注意すべきポイント9つ

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こんにちは!ベトナムウォーカーズの室井です。本業である人材紹介業にて、日本企業によるベトナム人採用で様々な失敗をしてきました。現在はノウハウやコツが貯まりましたので、今日はそれをシェアし、少しでも日本企業様の採用の助力となればと思います!
※2015年執筆、2018年末更新

もくじ

  1. ドライよりもウエットな関係を好む
  2. ネームバリューが通用しない
  3. 契約と信用の文化の違い
  4. GrossとNetの違い
  5. 内定から入社まで期間が長すぎて内定キャンセルされる。。。
  6. 語学力と実力は別モノ
  7. 給与交渉では米ドルが共通認識となるケースも多い
  8. 面接回数はなるべく少なく
  9. 面接に遅刻する背景

1.ドライよりもウエットな関係を好む

ベトナム人の方は人間関係をかなり重視します。具体的には、家族のように接してくれる社長や社員がいる職場を好みます。面接時においては、家族や出身、結婚に関するプライベートな情報も聞いても問題視されません。

但し、聞き方に注意です。疑いや減点法を意識した質問の仕方はバレますので、よりお互いを知り合い仲良くなるために聞くことを心がけると喜ばれます。良い例として、一人の人間として気に入られれば他社からの高額オファーを蹴ってまで入社してくれるケースもよくあります。

2.ネームバリューが通用しない

当然ながらベトナムの方は日本の企業を知りません。上場企業という概念についても理解している方は少ないです。故に、大手企業の方は中小企業と同等とみられる世界観で採用に挑まなければなりませんし、中小企業の方はネームバリューに関係なく良い人材を採用できるということです。実際に日本の中小企業で務めているベトナム人の高学歴の方は多いです。

尚、筆者の感覚でベトナムの田舎でも認知されている日系企業は、トヨタ、ホンダ、ヤマハ、味の素、エースコックです。

3.契約と信用の文化の違い

日本人からみた海外は異質なものが多く、時には理解に苦しむこともあるかもしれませんが、国際的な感覚からみた日本の方が異質と映ることもあります。その一つは、日本人が人を信用しすぎることです。

武士に二言はない、という格言もありますから、筆者は双方で信用し合う口約束も良いと思いますが、海外に出るなら、日本の価値観を押し付けてはならないとも思います。

ベトナム含めて海外では契約主義が多数派なので、採用においても、日系企業では内定通知を口頭で済ましたり、内定通知書(オファーレター)を送るのが遅れたりする場合がありますが、ベトナムの方にとっては、まだ確実なオファーではないとみなされ、その間に辞退されるケースもありますのでご注意を。

4.GrossとNetの違い

Gross net

Gross(額面)給料とNet(手取り)給料の認識がズレているため給与交渉で失敗する例もあります。

Gross =「額面」
Net     =「手取り」

面接時での給与交渉時では、GrossとNetを明らかにせずに、話が進むことがあり、いざ採用通知を出すときに勘違いが発覚。。。というような事もありますのでお気をつけ下さい。

5.内定から入社まで期間が長すぎて内定キャンセルされる。。。

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特に無職の方に言えるお話ですが、ベトナムでは一般的に1ヶ月後入社できる会社よりも明日入社できる会社が選ばれる傾向にあります。
たとえ、1ヶ月後の会社の方が待遇が良かったとしても。

よって、面接〜内定〜入社までのスケジュールはできるだけ早めにできるような採用計画をお薦めいたします。

6.語学力と実力は別モノ

日本語が上手な外国人はそうでない人よりも優秀に見えてしまいます。しかし、ベトナム人同士で会話をしてもらうと、意外に評価は普通だったりする時もあります。

コミュニケーションが重要な仕事の場合は語学も大事ですが、技術職や経理など語学力よりも専門性が重要な仕事の場合は、信頼できるベトナム人社員を同席させての面接がお薦めです。まだ信頼できるベトナム人社員がいらっしゃらない場合は優秀な通訳者をつけて、同時に評価してもらうのもお薦めです。

7.給与交渉では米ドルが共通認識となるケースも多い

給料交渉の際、ベトナムでは米ドルで提示することが非常に多いです。もちろんベトナムドンでの交渉もありますが、米ドル交渉はベトナムでの商慣習となっているため、日本人もその慣例に合わせると無難です。

経緯としては、昔ほどではないですが、ベトナムドンはインフレし続けているため、比較的安定している米ドルで交渉をした方が認識のズレが生じにくいとされたためです。

尚、ベトナム政府としては自国通貨よりも米ドルに主導権を取られたくないため、米ドルを記載した契約書は無効とされています。

8.面接回数はなるべく少なく

日本では、小さな会社を除いて、2次面接や3次面接はよくあるかと思いますが、ベトナムの方は何度も面接することを嫌がります。「面接で素直に話したのにまだ信用してくれていないのですか」と思われるためです。

2次面接までは大丈夫ですが、3次面接以降からは「理解できない!」と思われます。

そう思われる背景としては、ベトナムにはまだ小さな会社が多いため、大手企業における官僚的な側面を理解しづらいからです。対策としては、予め面接回数を伝えるか、なぜ次の面接をしなければならないのかを説明しておく等です。

9.面接に遅刻する背景

ベトナムではけっこう面接に遅刻します。
確かに時間を守れない人を採用したくない気持ちはわかりますが、そもそも日本のような時間厳守の文化がない、交通機関がバスとタクシーしかない、バスに時刻表がない、スコール(瞬間的な豪雨)が降る、地図が整備されていない(郊外の工場地帯はGoogleマップでも空白になっている)等の点から、ある程度は許容も必要かと思います。

Googleマップに自社・店舗を登録することはカンタンですので、まだ登録されていない方は是非下記を参考にご登録をオススメします。

以上、ベトナムウォーカーズの運営会社である平衡舎では、日本の企業の皆様へベトナム人雇用の支援をしております。ベトナム国内、日本国内でもサポートしておりますので、お気軽にご相談くだされば幸いです。

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投稿者プロフィール

室井 匡人ベトナムウォーカーズ編集長
ベトナムでのバイク走行距離は30,000kmを超えており、足で稼いだ情報を提供します!本業は平衡舎という就職サポート会社の運営です。大好きなベトナム情報を多くの方にお伝えしたく、お気軽にコンタクト頂けると嬉しいです!
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